ブログ

木造戸建ての土台敷きです。

 皆さんこんにちは、現場担当の野原です。

今回は基礎工事完了後の建物本体の土台敷きについて取り上げます。

完成した基礎の立ち上がりの上端に通気の役割をする「基礎パッキン」を

設置し、その上に土台や大引と呼ばれる木材を乗せます。

基礎の立ち上がりがない箇所の木材には、鋼製束という金物を使って支えます。

以前の工法では、「根太」と呼ばれる補強材を数多く使用していましたが、

最近では、床板に24mmの構造用合板を使用する根太レス工法を採用しているため

根太はほとんど使用されなくなりました。

白アリ対策として土台や大引の隠れてしまう裏側に防蟻剤を事前に塗っておきます。

側面と表側は防蟻業者がスプレーなどを使用して防蟻剤を木材に塗ります。

土台敷きが完了しましたら、土台や大引の間に断熱材を設置していきます。

床下の断熱材には板状のものを使うことが多いのですが、種類や厚みによって

断熱性能が違います。

特に寒冷地や次世代省エネ基準といった高い断熱性を求められる場合には、

ウレタン系断熱材を使用することが多くなりました。

断熱材に欠損部分があると断熱性能が大きく低下してしまいますので、

注意が必要となります。

床下断熱材の設置が完了したら、床の構造用合板を釘で留めます。

最後はビニールシートを貼り、さらに雨養生のためにブルーシートをかけて完了となります。